京都府立植物園 ライトアップ 2026 YEAR 1 集客戦略 ご提案
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京都府立植物園 園内
Kyoto Prefectural Botanical Garden / Illumination 2026 — Year 1
2026.08

京都府立植物園
ライトアップ 2026

YEAR 1 集客戦略 ご提案
まず、
3万人を集める。
ご提案 株式会社さんとら 2026年8月 ver.03
01
00 この提案について Contents
今年は、集客だけ
やり切る年。

初年度に問われるのは、限られた会期のなかで何人を園に立たせられたか、その一点です。

本提案は最上位KPIを来場者30,000人に置き、そこから逆算した集客設計だけで構成しています。 体験価値・収益性の拡張(AR・デジタルスタンプラリー・IPコラボ・限定グッズ・年間ブランディング)は、 取り下げたのではなく YEAR 2 以降の発展構想へ移しました(P.21)。

この提案の前提

① 事業条件は打ち合わせでご共有いただいた内容に基づく整理です。★要確認を付した項目は確定前のため、確定次第、数値と工程を更新します。
② 各経路の人数・転換率はすべて仮説ベースの仮置きです。着手前に「どの経路で何人を獲るか」を合意することを前提としています(P.06)。
③ 本書に広告出稿費・インフルエンサー起用費は含みません。予算配分の確定は次回の議題です(P.23)。

WHY今年の前提03
前回のご提案からの変更点04
GOAL最上位KPI ― 来場者30,000人05
30,000人の内訳06
内訳の逆算根拠07
TARGET誰に来てもらうか ― 4層08
最重要 ― すでに京都にいる人09
STRATEGY集客ファネルの設計10
施策 ― 5本の柱11
ACTION① VIDEO CONTENT12
② MEDIA PR13
③ INFLUENCER / CREATOR14
④ LOCAL NETWORK15
⑤ DIGITAL AD16
受け皿 ― LPとGoogle Maps17
スケジュール18
KPIKPIツリーと評価軸19
集客と収益を分ける20
NEXTLONG TERM VISION21
一度行く場所から、毎年行きたくなる場所へ22
次回の議題 ― 予算配分の確定23
★要確認事項一覧24
京都府立植物園 ライトアップ 2026 YEAR 1 集客戦略 ご提案02
WHY 今年の前提 Why Year 1 Is Different
「去年の続き」には、
ならない。

受託会社が変わり、実施エリアも変わります。
名前も、世界観も、写真も、フォロワーも、検索結果も、レビューも、 今年はすべてゼロから立ち上がります

しかも会期は約4週間。認知が積み上がるのを待つ時間はありません。 初年度に必要なのは、時間をかけて育てる施策ではなく、 短期間で一気に到達させ、その場で来場行動まで運ぶ設計です。

会期
28日間
目標来場
30,000
1日あたり
1,070

会期は2026年11月3日〜11月30日を想定。日数・時間帯は確定次第更新します。★要確認

CONDITIONS — 初年度に効いてくる4つの条件
01
ゼロからの立ち上げ

公式アカウントも検索結果も口コミも存在しない状態から始まります。運用を積み上げて認知を作る時間はなく、外から一気に持ってくるしかありません。

02
会期が短い

約4週間。前半で失速すると挽回する期間がありません。開幕前に来場の予約行動を作っておくことが前提になります。

03
京都の秋は競合が強い

同時期に寺社のライトアップが数十件走ります。同じ土俵で「紅葉が綺麗です」と言っても埋もれます。別の切り口が要ります(P.13)。

04
すでに京都に人はいる

秋の京都には毎日、大量の観光客が滞在しています。遠くから呼ぶより、いま京都にいる人の「今夜」を取りにいくほうが、初年度は圧倒的に速い(P.09)。

だから、今年やることは一つ

「限られた会期で、3万人を園に立たせること」。ブランドづくりも、体験の拡張も、収益設計も、この一点が達成できた翌年に、実績とデータを持って始めます。

WHY 今年の前提03
WHY 前回のご提案からの変更点 What Changed
削ったのではなく、順番を決めました。
項目 前回のご提案 本提案(YEAR 1) 理由
最上位KPI 来場100,000人/LP経由チケット8,000件 来場者 30,000人(単一指標) 指標を1本にして、全施策を「この人数に効くか」だけで判断できるようにするため。
SNS 毎日投稿の運用を中心施策に設定 中心施策から外す。受け皿・当日情報の掲示板として運用 ゼロから立ち上げるアカウントのオーガニック到達では、4週間の会期に間に合わないため(P.17)。
評価軸 フォロワー数・投稿数・インプレッション 来場につながったか。経路別の来場人数で評価 フォロワーが増えても園に人が立たなければ、初年度としては失敗のため(P.19)。
主な武器 LP・SNS運用・チケット導線の3点 動画を軸にした5本柱(P.11) 1本の動画を広告・PR・クリエイター・現地サイネージへ多用途展開するのが、短期間では最も効率が高いため。
AR・デジタルスタンプラリー YEAR 1 の施策として提案 YEAR 2 へ移動 いずれも「来場者がいること」を前提に効く施策です。母数のない初年度に投資すると、体験は作れても人が集まらない。YEAR 1 で人数と行動データを取り、YEAR 2 で体験価値と収益性に投資します(P.21)。
IPコラボ 園内回遊の手段として提案 YEAR 2 へ移動
限定グッズ・物販 8点の商品設計を提案 YEAR 2 へ移動
年間ブランディング/年パス施策 「4回の壁」を軸にした通年戦略 YEAR 2–3 へ移動
移動であって、取り下げではありません

前回ご提案した構想は、そのまま P.21「LONG TERM VISION」 に収めてあります。YEAR 1 で取得する経路別の来場データ・滞在動線・購買行動が、そのまま YEAR 2 の設計図になります。初年度は、その土台をつくる年と位置づけています。

WHY 前回のご提案からの変更点04
GOAL 最上位KPI The Single Goal
TOP KPI
30,000
会期合計の来場者数
PER DAY
1,070人 / 日
PERIOD
28日間
この数字に効かない施策は、
今年はやらない。

指標を複数持つと、うまくいかなかったときに「別の指標では成果が出ている」という説明が可能になります。 初年度にそれをやると、翌年に持ち越せる学びが残りません。

評価軸は来場者数ひとつにします。すべての施策は、この3万人のうち何人を担うかを事前に宣言したうえで実行します(P.06)。

評価する
経路別の来場人数/LP・Google Mapsへの流入/動画リーチ・視聴/メディア掲載件数
評価しない
フォロワー数/投稿本数/いいね数記録は取りますが、成果指標としては扱いません
今年は扱わない
売上・客単価・物販収益構造が未確定のため(P.20)
GOAL 最上位KPI05
GOAL 30,000人の内訳 Breakdown
「3万人来ます」ではなく、
どの経路で何人を獲るかを先に決める。

数値は仮説ベースの仮置きです。
着手前にこの配分を合意し、会期序盤の実績で更新します。

経路担当する施策来場構成比
自然流入・現地・口コミ園の既存来園者/園内掲出/公式HP・既存SNS/来場者の口コミ
施策外(ベース)
7,500
25%
DIGITAL AD動画広告・検索・ローカル配信からLP/Google Mapsへ直接送客
施策⑤
7,500
25%
MEDIA PR京都ローカルメディア・Webニュース・観光メディアへの露出
施策②
6,000
20%
LOCAL NETWORK市内ホテル・大学・周辺店舗・観光施設との連携。「今夜行ける体験」として訴求
施策④
5,400
18%
INFLUENCER / CREATOR京都・旅行・デート・写真・ファミリー領域のクリエイター12名
施策③
3,600
12%
合計
30,000
100%
施策①VIDEO CONTENT がこの表に無い理由

動画は経路ではなく、全経路に配る弾だからです。広告・PR・クリエイター・ホテルサイネージ・LPのすべてが同じ1本の動画から派生します(P.12)。動画の出来が、上の4経路すべての効率を同時に上下させます。

この表の使い方

会期中は経路別の来場人数を週次で実測し、この表を更新します。目標に届いていない経路が判明した時点で、広告配分・クリエイター投下・ホテル配布を組み替えます。

GOAL 30,000人の内訳06
GOAL 内訳の逆算根拠 Reverse Calculation

各経路の人数は、上流の到達量 × 転換率で置いています。転換率は同種イベントの一般値からの仮置きです。 ここを先に紙に書いておくことで、会期中に「どこが想定より低いか」が即座に分かります

経路 上流の到達量(仮置き) 転換の考え方 来場 ここが崩れたら
自然流入・現地・口コミ 秋の昼間来園者への園内掲出
接触 120,000人
掲出接触 → 夜間来場 6.3%
園内ポスター・チラシ・チケット窓口・公式HP・既存SNS
7,500人 園内掲出の物量と設置位置。最も安く確実な経路なので、ここは必ず確保します。
DIGITAL AD 出稿費 200万円 ÷ CPM 800円
2,500,000 imp
imp → LP CTR 1.2%(30,000セッション)
→ 来場 10%(3,000組)× 2.5人/組
7,500人 出稿枠。枠が半分なら、この経路の人数もほぼ半分になります。★要確認
MEDIA PR 掲載 40件
推定リーチ 3,000,000
記事接触 → 来場 0.2%
テレビ2・新聞4・Webニュース20・観光メディア14を想定
6,000人 切り口。単なる開催告知では掲載件数が1桁に落ちます(P.13)。
LOCAL NETWORK ホテル60施設・大学8校・店舗50箇所
接触 95,000人
接触 → 来場 5.7%
滞在中・近距離のため転換率は他経路より高い
5,400人 連携先の獲得数。9月中に交渉を終える必要があります(P.18)。
INFLUENCER / CREATOR 12名
推定リーチ 1,200,000
リーチ → 来場 0.3%
フォロワー1〜10万のマイクロ中心。大量起用はしない
3,600人 人選。ジャンルが来場動機とズレると、リーチが出ても0.05%程度まで落ちます。
90,000
LP セッション(4経路の合計)
内訳

広告 30,000 / PR 30,000 / クリエイター 18,000 / ローカルQR 12,000。LPは全経路の合流点です。

来場転換

90,000セッション → 9,000組22,500人。これに自然流入 7,500人を足して 30,000人。

率直に申し上げておくこと

この5経路のうち、最も金額に連動するのは DIGITAL AD の 7,500人です。広告出稿費が確保できない場合、3万人の4分の1が構造的に欠けます。
その場合は、目標値そのものを引き直したうえで着手させてください。予算配分は次回の議題とさせていただきます(P.23)。

GOAL 内訳の逆算根拠07
TARGET 誰に来てもらうか Four Segments
遠くから呼ぶ前に、
近くにいる人を取り切る。

構成比は P.06 の内訳と対応しています。
①②で全体の約7割を占める設計です。

SEGMENT 01 ─ 最重要

京都に滞在中の観光客

市内宿泊者・日帰り観光客
  • 移動コストがゼロ。決めた瞬間に来られる
  • 夜の予定が空きやすい(寺社は17時で閉まる)
  • 接点=ホテル・Google Maps・現地検索
  • 意思決定は当日の夕方
目標構成比 約35%
SEGMENT 02

京都市内・近郊の生活者

ファミリー・カップル・シニア
  • 植物園を「知っている」層。心理的距離が近い
  • 平日夜・雨天日を埋められる唯一の層
  • 接点=地域メディア・Meta広告・口コミ
  • 入園料500円の手軽さが効く
目標構成比 約35%
SEGMENT 03

京都市内の大学生

学生・院生・サークル
  • 京都は学生の街。密度が高く拡散が速い
  • 夜に動ける/平日に動ける
  • 接点=学内掲示・学生メディア・サークル
  • 学割の設定余地★要確認
目標構成比 約15%
SEGMENT 04

撮りに来る人

写真・カメラ・発信層
  • 来場そのものが次の集客素材になる
  • 会期序盤に入れると口コミの起点になる
  • 接点=クリエイター施策・フォトスポット
  • 三脚可否・撮影ルールの整理が必要★要確認
目標構成比 約15%

写真は園内(昼)です。ライトアップのイメージではありません。夜間の見え方は照明計画の確定後、パースで別途ご提示します。

TARGET 誰に来てもらうか08
TARGET 最重要 ― すでに京都にいる人 Tonight In Kyoto
秋の京都で、
「今夜どうする?」
毎日発生している。

寺社の多くは17時前後で拝観が終わります。夕食までの時間、あるいは夕食後の時間は、 毎晩、数万人分が空いています

この層は「京都に行こうか」を検討する必要がありません。すでに京都にいて、 あと必要なのは行き先だけ。初年度の集客としては、最も短い距離にあります。

京都駅から
20
最寄駅から
徒歩すぐ
入園料
500円〜

地下鉄烏丸線 北山駅・北大路駅が直結。ライトアップ時の料金・時間は確定次第更新します。★要確認

DECISION TIMELINE — 当日夕方に決まる
16:00手が空く寺社の拝観が終わる。ホテルに戻る/カフェにいる。
17:00検索する「京都 夜 ライトアップ」「京都 今日 夜」でGoogle検索・Google Maps。ここに出ていないと、存在しないのと同じ
17:30決めるLPで「今夜やっているか」「いくらか」「何分で着くか」を確認。3つが即答できれば決まる
18:20来る地下鉄で北山駅へ。当日券で入場。
この90分に、何を置いておくか

①ホテルフロント・コンシェルジュ・ロビーサイネージ・QRカード(P.15)/②Google Mapsのビジネスプロフィールと営業時間・写真(P.17)/③検索連動とローカル配信の広告(P.16)/④「今夜の見頃」を載せたLP(P.17)。
この4つは、すべて当日夕方の90分のために置くものです。

言い換えると

この層に対しては、広告で認知を作る必要すらありません。「探している人の前に、確実に出ている」状態を作るだけで来場に変わります。初年度に最も費用対効果が高い投資先です。

TARGET 最重要 ― すでに京都にいる人09
STRATEGY 集客ファネルの設計 Funnel
認知 → 興味 → 検索・サイト流入 → 来場。
どの段で何人落ちるかを、先に決めておく。
STAGE 01認 知存在を知る6,800,000リーチ
STAGE 02興 味見たいと思う1,500,000動画視聴・記事接触
STAGE 03検索・流入調べる・確かめる90,000LPセッション
STAGE 04来 場園に立つ30,000来場者数
段階 この段の仕事 担当する施策 中間KPI 落ちている時の打ち手
認知 「そんなものがあるのか」を作る。短期間で一気に到達させる。 ①VIDEO②MEDIA PR③CREATOR⑤DIGITAL AD リーチ 680万 広告の配信面と予算を増やす。PRの切り口を差し替える。
興味 「行きたい」に変える。ここは動画の仕事で、テキストでは代替できない。 ①VIDEO(15秒・6秒・縦型)/③CREATORの体験投稿 動画視聴 120万
記事精読 30万
クリエイティブを差し替える。リーチはあるのに視聴率が低い=冒頭3秒の問題。
検索・流入 調べた人を確実に受け止める。ここで取りこぼすと全施策が無駄になる LPGoogle Maps/検索連動広告/ホテルQR LP 90,000
Maps 18,000
LPのファーストビューとCTAを差し替える。検索キーワードを追加する。
来場 「行く」を「行った」にする。距離・時間・料金の不安を消す。 LPのアクセス・所要時間・当日の見頃/現地サイン 30,000人 経路別に実測し、届いていない経路へ配分を寄せる(P.06)。
この設計の意図

SNSの運用は、このファネルのどの段にも単独では乗りません。「認知」は広告とPRとクリエイターの仕事、「興味」は動画の仕事、「流入」はLPとGoogle Mapsの仕事です。SNSアカウントはそれらの受け皿として機能させます(P.17)。
なお、自然流入・口コミ経由の7,500人はLPを通らないため、最下段のみに合算しています。

STRATEGY 集客ファネルの設計10
STRATEGY 施策 ― 5本の柱 Five Pillars
1本の動画を作り、4つの経路で配り切る。

施策を5本に整理しました。①が制作、②〜⑤が配布です。
②〜⑤はそれぞれ担当する来場人数を持ち、その人数に対して責任を負います。
SNSの日々の運用は、この5本のいずれにも含めていません。理由は P.17 に記載しています。

PILLAR 01

VIDEO
CONTENT

メイン動画を1本制作し、15秒・6秒・縦型ショートへ展開。 広告・SNS・Web・ホテルサイネージ・メディア提供素材としてマルチユースします。
  • メイン動画 60–90秒
  • 15秒・6秒・縦型ショート
  • サイネージ用 音無し字幕版
  • メディア提供用 素材版
全経路の弾を作る。
来場:全経路に寄与
PILLAR 02

MEDIA
PR

開催告知ではなく、ニュースになる切り口を設計。 京都ローカルメディア・Webニュース・観光メディアへの露出を狙います。
  • 切り口5本の設計
  • リリース2本(10月/開幕直前)
  • 先行内覧会 1回
  • クリッピングと掲載リーチの集計
無料で最も遠くへ届く。
来場:6,000人
PILLAR 03

INFLUENCER
/ CREATOR

大量起用はしません。京都・旅行・デート・写真・ファミリーなど 来場につながるジャンルを選定し、開催前後に集中投下します。
  • 12名を5ジャンルから選定
  • 3波に分けて集中投下
  • 専用URLで来場を実測
  • 二次利用許諾(広告への転用)
「行った人の絵」を先に作る。
来場:3,600人
PILLAR 04

LOCAL
NETWORK

市内ホテル・大学・周辺店舗・観光施設と連携。 すでに京都にいる人へ「今日の夜に行ける体験」として届けます。
  • 市内ホテル 60施設
  • 大学 8校
  • 周辺店舗・観光施設 50箇所
  • コンシェルジュ用シート・QRカード
最短距離の来場動線。
来場:5,400人
PILLAR 05

DIGITAL
AD

運用型SNSと集客広告を分けます。動画広告からLP・Google Mapsへ直接送客し、 来場に直結する導線だけを設計します。
  • 出稿費の配分設計
  • 動画広告 → LP・Google Maps
  • 夕方16–19時に配信を寄せる
  • リターゲティング(LP・動画視聴者)
量を金で買える唯一の経路。
来場:7,500人
5本を貫く原則

すべての施策は「LP または Google Maps に着地させる」ことを共通の出口にします。出口を1本に揃えることで、どの施策が何人を連れてきたかが計測可能になり、会期中に配分を組み替えられます。この計測設計こそが、YEAR 2 に引き継ぐ最大の資産です。

STRATEGY 施策 ― 5本の柱11
ACTION 01 VIDEO CONTENT One Master, Many Uses
写真では、夜の植物園は伝わらない。

光は動いて初めて意味が出ます。静止画1枚で「行きたい」に変えるのは、ライトアップでは構造的に難しい。 初年度で、しかも実績写真がゼロの状態なら、なおさらです。

そこでメイン動画1本を制作の中心に置き、そこから全ての尺・全ての用途へ展開します。 制作費は1本分ですが、稼働するのは5つの現場です。

MASTER — 制作するもの
  • メイン動画 60〜90秒。園の夜を1本の体験として見せる本編
  • 撮影 会期直前のプレ点灯時、または開幕初日夜★要確認
  •  BGM+環境音。音無しでも成立する字幕設計
  • 権利 二次利用可(園・行政・メディア提供を想定)
  • 納品 16:9/9:16/1:1 の3アスペクト

照明計画が確定するまでは、パース・CGによる先行版で広告とPRを走らせる案も併せてご検討ください。

STORY — 本編の構成案(4カット)
CUT 01
入る

門をくぐった一枚目。「昼とは別の場所だ」と3秒で分かるカット。広告の冒頭にそのまま使う部分です。

CUT 02
歩く

園路と樹形。歩くリズムを等速で見せます。「どれくらい歩けるのか」という実用情報も同時に伝わります。

CUT 03
出会う

温室・池の反射・大木。寺社にはない被写体だけを選びます。ここが他のライトアップとの差そのものです。

CUT 04
残す

来場者の表情と帰り道。最後を人で終わらせます。「行った人がいる」という事実が、最も強い訴求になります。

15秒版は CUT 01 と 04 のみ、6秒版は CUT 01 のみで構成します。短い尺から先に設計し、本編はその素材の集合として撮影します。逆順で作ると、短尺に使えるカットが残りません。

MULTI-USE — 1本の動画が働く5つの現場
MASTER
メイン動画
60–90秒
ここだけを丁寧に作る
USE 01
広告クリエイティブ

15秒(YouTube・Meta)/6秒(バンパー)/縦型ショート。3種を同時入稿してA/B検証

USE 02
SNS・LP

LPのファーストビューを動画に。SNSは固定投稿とプロフィール導線に使用。

USE 03
ホテル・施設サイネージ

音無し・字幕付きの30秒版。ロビーで流れる=毎日数千人に無料で届く

USE 04
メディア提供素材

テレビ・Webメディアへ提供する素材版(テロップ無し)。映像があると採用率が上がる

USE 05
クリエイター配布

起用クリエイターへ素材提供。自撮り素材と組み合わせて発信してもらう。

YEAR 2 へ
資産として残る

初年度の映像は翌年の告知・営業・スポンサー提案にそのまま使えます。

ACTION 01 VIDEO CONTENT12
ACTION 02 MEDIA PR The Angle
「開催します」は、
ニュースではない。

秋の京都には、同時期に数十件のライトアップがあります。開催告知のリリースを出しても、 イベントカレンダーに1行載って終わりです。
必要なのは、記者が「これは記事になる」と判断できる切り口。 下の5本を用意し、媒体ごとに出し分けます。

TARGET — 掲載目標 40件

推定合計リーチ 3,000,000 → 来場 6,000人(P.07)。テレビ1本が入ると、この推定は大きく上振れします。

ANGLES — 用意する5つの切り口
ANGLE 01

京都の紅葉を、
寺社ではなく植物園で。

最も強い切り口。「拝観料ではなく入園料」「予約不要」「混雑を避けたい人へ」という実利のニュースとして立ちます。京都の紅葉疲れは毎年記事になるテーマです。
ANGLE 02

もうひとつの
京都の紅葉。

観光媒体向け。定番20選のリストに入り込むための言い方です。「知られていない」「穴場」という文脈は、観光メディアが最も扱いやすい形。
ANGLE 03

日本最古の公立植物園、
102年目の夜。

1924年開園という事実そのものがニュース価値です。新聞・地域面向け。数字と歴史は記者が書きやすい
ANGLE 04

約12,000種の植物が、
夜に見せる顔。

テレビ・映像媒体向け。「昼と夜の同一カット比較」という絵として成立する企画にして持ち込みます。
ANGLE 05

今年から、
景色が変わる。

受託会社の変更とエリア変更を、あえて正面から出す切り口。「昨年と何が違うのか」は、常連客と地域メディアの双方が知りたい情報です。★要確認
TACTICS

先行内覧会を
1回だけ設ける

開幕2週間前に、報道関係者とクリエイター上位2名を招く内覧会を1回。開幕日に記事と投稿が同時に出ている状態を作ります。ここが初速を決めます。
リリースは2本、タイミングを分けます

第1弾(10月上旬)=開催決定・切り口①③・動画公開。第2弾(開幕直前)=実際の点灯写真と映像を添えた実施リリース。写真と映像がある2本目のほうが、掲載率は明確に高いため、素材が揃うタイミングに合わせて設計しています。

ACTION 02 MEDIA PR13
ACTION 03 INFLUENCER / CREATOR Selected, Not Scattered
数を打つのではなく、
来る人に届く人を選ぶ。

フォロワー100万人の全国向けアカウントより、京都で今週末どこへ行くかを決めている数万人に届くアカウントのほうが、来場人数では上回ります。

起用は12名。ジャンルを絞り、開催前後に集中投下します。

選定基準(フォロワー数では選ばない)

① 京都・関西の来場圏に読者がいるか
② 「行ってみた」の投稿で反応が出ているか
③ 保存率・コメント率などの行動指標が高いか
④ 夜・光・自然の被写体と相性が合うか

GENRE — 12名の内訳
ジャンル人数規模の目安なぜこのジャンルか
京都ローカル3名1〜5万読者がそのまま来場圏。最も来場に近い。
旅行・観光3名3〜10万滞在中の観光客の行き先候補に入る。
デート・おでかけ2名3〜10万夜の外出という文脈にそのまま乗る。
写真・カメラ2名1〜5万作例が拡散し、撮りに来る人を連れてくる。
ファミリー・子育て2名1〜5万平日・早い時間帯を埋める唯一の層。

推定合計リーチ 1,200,000 → 来場 3,600人(P.07)。出演料・起用費は本書に含みません。

TIMING — 集中投下は3波。会期中ずっと薄く撒かない
第1波 ─ 先行
開幕 2週間前 / 2名
先行内覧会に招致(P.13)。
開幕日にはすでに「行った人の投稿」がある状態を作る。
広告クリエイティブへの二次利用も同時に許諾を取る。
第2波 ─ 初速
開幕週 / 6名
最大の山。開幕から7日以内に6名分が出るように設計。
この期間の投稿が、その後3週間の検索需要をつくる。
第3波 ─ 中だるみ対策
会期 2〜3週目 / 4名
見頃のピークに合わせて投下。
「まだ間に合う」「残り◯日」の文脈で、後半の失速を止める
計測
全期間
クリエイター別に専用URL(UTM)を発行。
誰の投稿が何人を連れてきたかを実測し、YEAR 2 の人選に引き継ぐ。
ACTION 03 INFLUENCER / CREATOR14
ACTION 04 LOCAL NETWORK Already In Kyoto
広告費をかけずに、
毎日、数万人の前に立てる場所がある。

接触 95,000人 → 来場 5,400人(P.07)。
他経路より転換率が高いのは、すでに近くにいる人だからです。

NETWORK 01 ─ 最重要

市内ホテル
60施設

秋の京都のホテルは、毎晩「今夜どこへ行けばいいか」を聞かれ続けています。答えを持っていないのが現状です。そこに答えを置きます。
  • コンシェルジュ用シート 所要時間・料金・最終入園時刻を1枚に
  • フロントQRカード 配布用。カードごとに計測用URLを分ける
  • ロビーサイネージ 30秒・音無し字幕版の動画(P.12)
  • 客室情報誌・タブレット 掲載枠の交渉
接触 40,000人 → 2,400人
NETWORK 02

大学
8校

京都は学生の街です。夜に動けて、平日に動けて、拡散が速い。平日と雨天日を埋めるのに最も効く層です。
  • 学内掲示・生協 ポスター掲出とチラシ設置
  • 学生メディア 学生新聞・大学公式SNSへの情報提供
  • サークル 写真部・観光系・国際交流系へ直接案内
  • 学割の設定 実施可否を要確認★要確認
接触 30,000人 → 1,500人
NETWORK 03

周辺店舗・観光施設
50箇所

北山・北大路エリアの飲食店とカフェ、近隣の文化施設。相互送客にすれば、先方にも利益があるため交渉が通ります。
  • 飲食・カフェ 卓上POP+半券サービスの相互設計
  • 近隣施設 上賀茂神社・陶板名画の庭・コンサートホール等
  • 地下鉄烏丸線 駅構内掲出の可否★要確認
  • 商店会 一括での配布ルート確保
接触 25,000人 → 1,500人
共通のメッセージは1つだけ

「今日の夜に行ける、京都の体験」。ホテルでも大学でも店舗でも、この一言と、所要時間・料金・最終入園時刻だけを載せます。情報を増やすほど、渡された側は判断できなくなります。

この施策の期限

連携交渉は9月中に完了させる必要があります。ホテルの館内掲出枠と大学の掲示許可は、いずれも申請から掲出まで1ヶ月前後かかるためです。8月中のご発注が前提になります(P.18)。

ACTION 04 LOCAL NETWORK15
ACTION 05 DIGITAL AD Reach You Can Buy
SNSを否定するのではなく、
「運用」と「広告」を分ける。

同じSNSという言葉で括られていますが、この2つは別の仕事です。 初年度は後者に予算を寄せます。ゼロから立ち上げたアカウントのオーガニック到達は、4週間の会期には間に合いません。

運用型SNS集客広告
目的受け皿・当日情報の掲示来場者を連れてくる
到達フォロワー中心。積み上げに数ヶ月初日から出せる
評価成果指標にしない経路別の来場人数
今年の位置最小限で運用(P.17)5本柱の1つ
BUDGET — 出稿費 200万円の配分(仮置き)

CPM 800円想定で 2,500,000 imp。CTR 1.2% → LP 30,000セッション → 来場 7,500人(P.07)。
出稿費は本書に含みません。金額の確定は次回の議題です(P.23)。★要確認

着地は2つだけに絞る

LP(じっくり調べる人)とGoogle Maps / 経路検索(今夜行く人)。SNSプロフィールへは送りません。フォローさせる時間があるなら、地図を開かせるほうが来場に近いためです。

DELIVERY — 配信設計
期間目的配信面ターゲティング着地
開幕2週前
10月下旬
認知 YouTube インストリーム/ショート
Instagram Reels・Stories/TikTok
京都・大阪・滋賀在住/旅行・写真・おでかけ関心層 LP(ティザー)+動画視聴の蓄積
開幕週
11月上旬
来場喚起 Meta フィード・Reels/Google 検索連動
Google ディスカバリー
上記+京都市内に滞在中の位置情報/「京都 紅葉 ライトアップ」等の検索 LP(販売・アクセス)/Maps
会期中
11月中〜下旬
来場喚起 Meta/TikTok/Google ローカル
当日の実写に差し替えて配信
京都市内滞在者を最優先。夕方16〜19時に配信を寄せる(P.09) Maps・経路検索
全期間リターゲ Meta/Google ディスプレイ LP訪問者・動画3秒以上視聴者・Maps閲覧者 LP(最終案内・残り日数)
ACTION 05 DIGITAL AD16
ACTION 受け皿 ― LPとGoogle Maps Where They Land
5本の柱が連れてきた人を、
1箇所も落とさない。

上流にいくら投資しても、着地点が弱ければ全部そこで消えます。 LPに必要なのは情報量ではなく、3つの即答です。

Q1
今夜、やってる?

開催日・点灯時間・最終入園時刻・当日の天候対応を、スクロールせずに見える位置に。

Q2
いくら?

料金と当日券の有無。「予約が要るのか」への即答を必ず添える。

Q3
何分で着く?

京都駅から/四条から/主要ホテルから。所要時間と経路をそのまま表示

会期中は、LPが毎日更新される

ファーストビューをその日の実写に差し替え、「今日の見頃」「混雑の目安」を載せます。当日夕方に見に来た人にとって、昨日の写真は情報として古い。ここが当日券の販売装置になります。

LPの公開先(独自ドメイン/園公式サイト配下)は要確認です。★要確認

GOOGLE MAPS — 最も軽視されがちな受け皿
  • ビジネスプロフィール ライトアップ期間の営業時間を別枠で登録
  • 写真 夜間の写真を最優先で追加。Mapsの写真が古いと来場は落ちる
  • 投稿機能 「本日開催」を会期中毎日更新
  • クチコミ 会期序盤の低評価に即応する体制
  • 連携 園の公式プロフィールへの追記になるため、園側との調整が必要★要確認
SNS — 今年の位置づけ
やること
会期中の当日情報(見頃・混雑・天候)の掲示/広告クリエイティブの受け皿/UGCのリポスト
やらないこと
フォロワー獲得を目的とした毎日投稿初年度の到達量では、投下する工数に対して来場が返ってきません
投稿頻度
会期前 週1〜2本/会期中は毎日1本(当日情報のみ)
評価
フォロワー数・投稿数では評価しない。SNS経由のLP流入数のみ計測
誤解のないように

SNSをやらない、という提案ではありません。「SNSを頑張ること」を集客の中心に据えない、という提案です。会期中の毎日更新は、当日来場を押し上げる実務として必ず行います。

ACTION 受け皿 ― LPとGoogle Maps17
ACTION スケジュール Schedule
2026年 8月9月10月上10月下11月上11月中11月下12月
方針・体制の決定名称/エリア/予算配分
① 動画 企画・撮影絵コンテ/撮影/編集
① 動画 展開版の書き出し15秒/6秒/縦型/サイネージ
LP 設計・制作公開=10月上旬
Google Maps 整備営業時間・写真・投稿
② メディアPR切り口設計/リリース2本
③ クリエイター選定・交渉/3波の投下
④ ローカル連携交渉/制作物納品/掲出
⑤ 集客広告入稿/配信/日次最適化
計測・レポート会期中は週次
2つのマイルストーン

10月上旬 ─ LP公開と動画公開を同日に。ここが全施策のスタート地点で、これ以前に走らせても着地点がありません。
開幕2週間前 ─ 先行内覧会。プレスとクリエイター上位2名を同日に入れ、開幕日に記事と投稿が揃っている状態を作ります。

この工程は 8月中のご発注が前提です

特に④ローカル連携は、ホテルの館内掲出と大学の掲示許可に申請から1ヶ月前後かかります。着手が9月にずれ込む場合、この経路の5,400人は現実的に縮小します。その際は目標人数の配分を引き直させてください。

ACTION スケジュール18
KPI KPIツリーと評価軸 How We Judge
最上位KPI
30,000
会期合計の来場者数
動画リーチ
4.0M
広告2.5M+クリエイター1.2M+その他
LP セッション
90,000
全経路の合流点
メディア掲載
40
推定リーチ 3.0M
階層 指標 目標(仮置き) 計測方法 この指標で何を判断するか
最上位 来場者数単一の成果指標 30,000人 入場実績(主催者集計) 本提案の成否そのもの。日次で追い、週次で経路配分を組み替えます。
中間 経路別の来場人数 P.06 の配分 LP経由=UTM/ローカル=QR別/
クリエイター=専用URL
どの施策が効いたか。ここが取れないと翌年に学びが残りません。最優先で実装します。
中間 動画リーチ/視聴 4,000,000
視聴 1,200,000
各広告管理画面/YouTube Analytics 認知の総量と、動画の出来。リーチはあるのに視聴率が低い=冒頭3秒の作り直し。
中間 メディア掲載件数・リーチ 40件/3,000,000 クリッピング+推定リーチ算出 切り口が刺さっているか。10月中旬時点で10件未満なら、切り口を差し替えます。
中間 クリエイター経由リーチ 1,200,000 各アカウントのインサイト提供 人選が合っているか。第2波の結果を見て、第3波の人選を差し替えます。
中間 LPセッション 90,000 GA4 上流が足りているか。流入が少なければ広告・PR側の問題。
中間 Google Maps 遷移・経路検索 18,000 GA4 発信クリック/ビジネスプロフィール インサイト 来場直前の行動。最も来場に近い指標で、当日施策の効果がここに出ます。
中間 QR流入 12,000 QRコード別の計測用URL ホテル・大学・店舗のどこが効いたか。翌年の連携先を絞る材料になります。
評価軸にしない指標

フォロワー数/投稿本数/いいね数。数字は毎月記録し、レポートにも載せますが、成果としては評価しません。初年度にこれらを追うと、来場に効かない作業に工数が流れるためです。

レポーティング

会期前は月次、会期中は週次でご報告します。報告書の1ページ目は常に「現時点の累計来場者数と、目標ペースとの差」から始めます。差が出た週に、何を組み替えたかまでを記録します。

KPI KPIツリーと評価軸19
KPI 集客と収益を分ける Attendance ≠ Revenue
今年は、売上を最上位KPIに置きません。

収益構造がまだ確定していないためです。
通常の入園料と、ライトアップに伴う追加料金とでは、収入の帰属先が異なる可能性があります。 帰属が確定しないまま「売上を最大化する」と置くと、誰の売上を最大化するのかが定義できません

したがって本提案は、責任範囲を「集客」に限定します。収益設計は、構造が確定した時点で別途組ませてください。

ただし、収益の材料は今年から取ります

経路別の来場データ、当日券と事前購入の比率、滞在時間、Maps経由の来場割合。これらは来年の価格設計と物販設計にそのまま使えます。今年は測るだけ測って、判断は翌年に回します。

STRUCTURE — 現時点の整理
収入帰属先(想定)状況
通常入園料京都府従来どおり★要確認
ライトアップ追加料金東急側金額・徴収方法とも未確定★要確認
物販・飲食未定今年は実施可否から未確定★要確認
協賛・スポンサー未定本提案の範囲外
SCOPE — 本提案が責任を持つ範囲
OURS集 客園に人を立たせる
30,000人
TBD収 益構造の確定後に
別途設計
YEAR 2収益拡張体験の有料化
物販・グッズ
先に決めていただきたいこと

収益の帰属が確定した段階で、「この事業の成功とは、誰にとっての何なのか」を一度すり合わせさせてください。集客と収益のどちらを優先するかで、料金設計も広告の打ち方も変わります。
本提案は「まず人を集める」を優先した場合の設計です。

KPI 集客と収益を分ける20
NEXT LONG TERM VISION Three Years
YEAR 1
集める
2026年 秋 = 本提案の範囲
3万人を集客し、成功パターンとデータを取得する。
  • 5本柱による短期集中の集客
  • 経路別の来場データの取得
  • 動画・写真・LP・連携先リストの資産化
  • メディア掲載実績とクリエイター人脈の確保
  • Google Maps・検索結果の初期構築
今年やらないこと体験の拡張・収益設計・ブランディング
YEAR 2
深める
2027年 秋
体験価値収益性を拡張する。母数があって初めて成立する施策を、ここで投入する。
  • AR・デジタルスタンプラリー 園内を歩かせ、滞在時間を伸ばす
  • IPコラボ 新規層の獲得と話題化
  • 限定グッズ・物販 客単価の設計
  • 年間パス連動 夜の来場者を昼の来園者へ
  • 前年データに基づく広告配分の最適化
前提YEAR 1 の来場データと動線データ
YEAR 3
定番にする
2028年 秋 ―
京都の秋の定番イベントとしてブランド化する。「今年もやるよね」と検索される状態へ。
  • 名称の定着と指名検索の獲得
  • 広域観光・宿泊事業者との商品化
  • インバウンド向けの本格展開
  • 協賛・スポンサーによる収益多角化
  • 桜期・他季節への横展開
到達点広告費をかけずに人が集まる状態
この3年を1本の線にすると

YEAR 1 は「人を集める」、YEAR 2 は「その人たちに深く体験してもらう」、YEAR 3 は「その体験を毎年の習慣にする」。順番を入れ替えることはできません。体験の作り込みを先にやっても、見る人がいなければ何も検証できないためです。
今年ご提案しているのは、この3年を始めるための1年目です。

NEXT LONG TERM VISION21
京都府立植物園
THE VISION
京都府立植物園を、
一度行く場所から、
毎年行きたくなる場所へ。

そのために、今年やるべきことは一つだけです。
限られた会期のなかで、3万人に園に立ってもらうこと。

光は、写真では伝わりません。実際にその場に立った人だけが、翌年も来ます。 だから初年度は、体験を作り込むことよりも、その体験を見る人を集めることに全部を使います。

3万人が立った実績と、その人たちがどこから来たのかというデータ。 この2つが、来年からの「毎年行きたくなる場所」をつくる土台になります。

YEAR 1
集める

3万人。動画を軸にした5本柱で、認知から来場までを一気に通す。

YEAR 2
深める

AR・スタンプラリー・IP・グッズ。体験価値と収益性を、母数の上に載せる。

YEAR 3
定番にする

京都の秋の風物詩へ。名前で検索され、広告をかけなくても人が来る状態に。

株式会社さんとら
クリエイティブ事業部 / 京都府立植物園 ライトアップ 2026 YEAR 1 集客戦略 ご提案
22
NEXT 次回の議題 ― 予算配分の確定 Next Step
人数の配分が決まったので、
次はお金の配分を決める。

P.06 で「どの経路で何人を獲るか」を置きました。次の打ち合わせでは、これに対応する費用の配分を一緒に確定させてください。
人数配分と費用配分が対応していれば、会期中に「この経路にあと◯万円入れると何人増えるか」という判断ができるようになります。

AGENDA — 次回に決めたい4点
01
広告出稿費の枠

200万円を想定していますが、この枠が3万人のうち7,500人を直接左右します(P.07)。最優先で確定させたい項目です。

02
制作・運用費の総額と配分

右の配分イメージをベースに、5本柱への振り分けを確定します。

03
会期・料金・実施エリア

日数と料金が変わると、逆算の全段が動きます。

04
人数配分そのものの合意

P.06 の5経路の人数を、着手前に合意事項として確定させてください。

ALLOCATION — 制作・運用費の配分イメージ(仮置き)

LP制作は「⑤の受け皿」として①〜⑤に按分せず、別項目で計上します。配分比率は仮置きです。

SEPARATE — 上記とは別枠でご検討いただく費用
広告出稿費目安 200万円。Meta/Google/YouTube/TikTok の媒体費★要確認
クリエイター起用費12名分の出演料・交通費
印刷・現地制作物ポスター・チラシ・QRカード・卓上POP・現地サイン
動画の撮影実費機材・スタッフ・許認可(規模により変動)
別紙 御見積書について

ver.02 でご提出した御見積書(梅・竹・松)は、前回の施策構成に基づくものです。本提案の5本柱に合わせて項目を組み替えたうえで、次回、改めてご提出させてください。

NEXT 次回の議題23
NEXT ★要確認事項一覧 Open Items

本書の数値目標・工程は、下記が未確定のままの仮置きです。確定した項目から順に、実数へ更新してご提出し直します。

確認事項 確定しないと何が決まらないか 該当 優先
広告出稿費の枠目安200万円3万人のうち 7,500人(25%)が直接この枠に連動します。枠が確定しない限り、目標人数そのものが確定しません。P.07 / 16 / 23最優先
事業の正式名称ロゴ・商標の有無動画・LP・SNS・報道資料・ホテル配布物のすべての起点。これが無いと制作を始められません。P.11 / 18最優先
会期・点灯時間・最終入園時刻逆算の全段。ホテル・大学への配布物の記載内容。LPの「今夜やってるか」の即答。P.03 / 17最優先
料金設定追加料金の有無・学割LPの表示、配布物の記載、広告の訴求。当日券のみか事前販売もあるかで、施策の組み方が変わります。P.08 / 17 / 20最優先
実施エリアの確定範囲動画の撮影構図、フォトスポット、園内の回遊導線。動画着手の前提条件です。P.12最優先
照明計画の確定時期
/プレ点灯の可否
メイン動画の撮影日。動画が出ないとLP・広告・PRのすべてが後ろにずれます。プレ点灯で撮れるかどうかが工程を左右します。P.12 / 18最優先
収益の帰属入園料/追加料金収益KPIを設計できるか否か。本提案では集客に限定していますが、確定後に別途整理が必要です。P.20
園公式の情報発信との関係Google ビジネスプロフィール・公式サイト・公式SNSの編集権限。園側の運用と重なるため、役割分担の整理が必要です。P.17
園内掲出の可否と物量自然流入 7,500人の根拠。最も安く確実な経路なので、可否は早めに確認したい項目です。P.06 / 07
撮影ルール三脚・商用撮影クリエイター施策と「撮りに来る人」への訴求。禁止事項が多いと、この層は狙えません。P.08 / 14
前年度の実績データ来場者数・流入経路・SNS実績。ご共有いただければ、本書の仮置き数値を実データに基づく水準へ更新します。全般
駅構内・公共掲出の可否ローカルネットワークの接触量。地下鉄烏丸線の掲出が取れると、接触は大きく上振れします。P.15
物販・飲食の実施可否今年は収益KPIから外していますが、実施する場合は導線をLPと現地サインに追加します。P.20
本書に記載の数値・転換率は、同種イベントの一般的な水準および打ち合わせでご共有いただいた条件に基づく仮説ベースの試算です。実績を保証するものではありません。使用している写真はいずれも園内(昼)であり、ライトアップのイメージではありません。
ご提案 株式会社さんとら クリエイティブ事業部 / 2026年8月 ver.03
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